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過去の添削とアドバイス例6 大学志望動機の熱意

過去の添削とアドバイス例 6
大学志望動機

志望動機の熱意が伝わりますか?
 自己推薦書です。@@大学の評価する内容「食物・栄養への関心の高さ、入学後の抱負です」あとは自己アピールでも志望動機でも自由に書いてよいとのこと。以下が私の書いたモノです。評価する内容にそっているか見てください。(800字以内)
 現代社会問題の一つである過疎化を解決することはできないものだろうか。私は“食”という視点から解決の糸口を探っています。
 私が食に注目したのは紅茶がきっかけでした。紅茶の浸出液をそのまま冷蔵庫に入れてしまったらクリームダウン現象が起こっていたのです。原因を調べると、紅茶の温度が下がるとともに、カフェインとタンニンの化合物が析出して起こるものでした。当たり前の如く行なっている調理操作の科学的意味について学びたくなりました。私は1年次に実習実験がありその都度レポートが課せられ、最小限の必修科目で学びの自由度の高さと、2セメスター制で軌道修正でき確実に基本から応用を学べる@@大学は自分にピッタリあった大学であると思いました。加えて進学相談会で、・・病院で実習があると聞き最先端医療の場で学べる機会を逃してはならないと決意しました。私は故郷で食への興味を社会に貢献できないかと考えています。故郷は過疎化が深刻な漁業と酪農の町です。過疎化の改善策として食材に付加価値を付けることで、雇用の拡大に繋がると思いました。しかし食の専門的知識を持った人がいないので付加価値をつけるのも容易ではない。そこで私がその弱点を補強すればよいと思いました。例えば地産地消を基礎としたものに牛乳豆腐がある。牛の初乳を加熱殺菌する際に酢を入れると乳成分が凝固しそれを濾し固めたもので美味しい食べ物だ。このような食品をご馳走冷凍食品として流通を計りたい。目標は健康を基盤とした食品加工による経済効果である。そこで生産者サイドについて知りたく8月は3週間群馬県嬬恋村のキャベツ農家に住み込で働いた。この経験で感じたことは、ポストハーベストやHACCPなどの問題は、生産者と消費者の両サイドに正しい知識の必要性を痛感した。将来企業で食品開発の技術を多方面から学び、そして故郷に帰り食品開発の技術援助や健康促進のために役立ちたい。
 
残念ながら、伝わってきません。
 残念ながら、伝わってきません。
 話が、過疎という社会現象にいくかと思えば、詳細な化学反応について論じたり、町興しの話になったり、HACCPの話になったり、突然、大学のカリキュラムや履修制度を評価してみたり。要するに、あるだけの知識や材料をこれでもかと、盛り込んだだけ、という印象です。論旨の展開が無茶苦茶です。調理操作の科学的意味を知るということと、食をテーマに故郷の町興しを図るということは、まったく別の話でしょう。
 食物・栄養への関心で何か特定のテーマがあるのなら、それに絞り込んで書くべきです。他のことを書いてはいけない、というわけではありませんが、それは補足程度です。
 何が言いたいのか判らない、というほどではありませんが、言いたいことを理解するには相当な我慢をして読まねばならない、という文章で、管理人が論文(作文)として採点すれば、100点満点の40点程度です。

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