個人向け文章作成支援サービス WritingSolution

大学総合型選抜入試出願、自己推薦入試出願
志望動機・志望理由・課題文の書き方

個人向け文章作成支援サービス WritingSolution
大学総合型選抜入試出願、自己推薦入試出願
志望動機・志望理由・課題文の書き方

 おもに大学進学を想定して説明しますが、専門学校などでも同じです。また総合型選抜入試ではない一般入試その他で、志望動機・志望理由の提出を求められている場合も同じです。適宜、文言を読み替えてください。
 以下がすべてではありません。今後、機会があれば適宜、追加して行くことにします。
 

【1】将来の目標を明確化して書く。

 多くの場合、「将来のことは大学で学びながら考えたい」、「将来の目標を見つけるために大学で学びたい」というのがホンネでしょう。
 しかし、大学というのは学部・学科・専攻など専門分野ごとに学ぶ場所であり、受験もその学部ごとに、場合によっては学科まで決めて実施されるものです。志願者には、その専門分野を選んだ理由というものがあり、それは将来目標と密接に関係しているのが当然です。ですから、志望動機・志望理由でも、ある程度それを明確に述べる必要があります。
 それができていない志望動機・志望理由は、あまり説得力があるとは言えません。
 大学によっては、学部や学科の垣根を超えて自由に学べるなどということを謳っているところもありますが、それは将来希望が定まらない人も含めて、より多くの志願者を集めるための、大学側の一種の戦略、広告宣伝手法です。もっとうがった見方をすれば、教員を複数の学部・学科で徹底活用するための方策とさえ言えるかも知れません。しかし、そういう戦略があるからと言って、大学がそういう志願者を積極的に歓迎している訳ではありません。
 学業成績や試験点数が同じなら、将来目標が明確な志願者とそうではない志願者、大学がどちらを選ぶかは言うまでもないでしょう。無論、学部や学科の垣根を超えて自由に学べることが、ほんとうに自分の将来希望実現に密接に関係しているなら、別です。
 

【2】過去の活動実績などと連動させる。

 総合型選抜入試というのは、入試の試験点数だけでは計れない志願者の能力や可能性、意欲などを評価しようというものです。志望動機・志望理由でその能力や可能性、意欲などを表現するには、過去の活動実績など客観的な事実を訴える必要があります。
 単に、今の自分の気持ちや将来への意欲を述べるだけでは意味がありません。将来目標に向けて、自分がこれまでどんな活動をして来たか、それをしっかり説明すべきです。実際、総合型選抜入試での志望動機・志望理由には、高校時代の学業や課外のいろいろな活動について書くよう、具体的に指示する大学も少なくありません。
 また、自分のこれまでの活動が、それほどユニークでもなく、素晴らしい実績がある訳でもないと悩む人がいますが、あまり気にする必要はありません。自分のこれまでの活動を、自分なりにきちんと評価し、理屈立てて説明できればいいのです。
 

【3】大学側の要求を正確に理解する。

 当たり前のことですが、これを忘れる人がいます。自分の能力や実績をアピールしなければいけないということに気を取られ過ぎて、全文が自己PR文や自己推薦文のようになってしまっているのです。
 もちろん、大学側から明確にそういう要求があるなら別ですが、単に「本学を志望する理由」などと要求されているだけなら、ともかくその大学の、その学部・学科を志望する理由を判りやすく、論理的に説明するということが重要です。
 進路指導の先生などから指示されるためか、熱意を表現するということにこだわる人がいますが、熱意を文章で表現するというのは非常に難しいことで、あまり説得力も出ないでしょう。それよりも、論理的で判りやすい文章を書くほうが、よほど読み手に感銘を与えるものです。大学側が「アドミッション・ポリシー」に示す「期待する学生像」に縛られる必要もありません。

企業情報など

ページのトップへ戻る