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過去の添削とアドバイス例23 客室乗務員志望動機

過去の添削とアドバイス例 26
航空会社客室乗務員 志望動機

志望動機についてアドバイスをお願いします。
1.ボランティア
大学で学んだアジア経済開発論より、児童労働の問題に関心を覚えNGOのボランティアに、積極的に参加しました。アジアを中心に1~3ヶ月ずつ計10カ国を一人で訪れました。
孤児院訪問、国連スタッフとのティーパーティー等を通して世界中に沢山の仲間を作ることはできましたが、現地では常に自らの行動の責任は自分で取らなくてはなりません。仲間との調和を図ることも不可欠です。
活動を通して、責任力、相互文化の尊重コミュニケーションスキルを体で覚えました。
2.ひとこと
大学時代は学業の傍ら渡航費を捻出するため、ブリティッシュバーで二年間アルバイトをしました。
主にバーテンダー兼接客係をやり、毎日様々な国籍のひとが訪れ、色んな話をしてくれました。でも、いいことばかりではなく、喧嘩や言いがかりを始める人もいました。人種差別の問題や就労問題、文化や宗教対立の実態を垣間見たようなことはしばしばでした。
その場を収めるためにビールをみんなにおごってマスターに叱られた事も何度もありました。来ては去って行くお客様の中にいつもサービス対して鋭い眼光を持ってらっしゃる常連のイギリス人男性がいました。彼がふと、
「○○は、接客に向いてる。お人よしだが、キャビンクルーになるといい、飛行機の上ではみんな不安だが君がいると安らぐよ。みんなが君に飛行機でもう一度会えるしね。」
とおっしゃいました。それから、彼には会うことはありませんでした。
風の噂ではイギリスに戻ったとの事でした。それからはその一言が頭から離れなくなりました。厳しい彼が私に残した最初で最後の褒め言葉だったからです。
今でもそのことを思い出すと胸が熱くなります。
これらの大きな経験を通して、客室乗務員になりたいと心から思いました。
ボランティア活動時代に培った様々な出来事に対する処理能力、責任感やコミュニケーションスキル、バーテンダーとして教わったサービス、人との接し方、協調性、そして持ち前の行動力を○○の客室乗務員として活かせると信じています。
○○を選び、乗って頂いたお客様にもう一度乗りたいと思って頂けるような接客がしたい、エアラインとして定評のある○○の一員として様々な困難に負けず、お客様の信頼を獲得するお手伝いができたらと強く心より願い、○○の客室乗務員を志望いたしました。
聞きたいこと:長すぎないか
 :物語すぎないか
 :自分の考えをもっといれるべきか
 :少し量が多すぎるので減らしたいが二つの動機は入れたいが、どこを削れば良いか
添削ご苦労様です。この度初めて志望動機を書くにあたり、大変参考になりました。
自分なりに心をこめて書きました。お忙しいとは思いますが上記の質問に答えていただけたらと考えています。一言でもいいので意見をいただけたら幸いです。よろしくお願いします。
 
話をつくっている、という印象がありますね。
 文字数や記述内容に関する企業側の指定が不明ですので、正確な評価はできません。そのつもりで、お読みください。また、評価は非常に辛口です。
>聞きたいこと:長すぎないか
 企業側の文字数指定を別とすれば、長過ぎるということはありません。むしろ、まだ舌足らずの印象です。
>:物語すぎないか
 仰るとおり、物語的過ぎる印象です。実際に、書かれたことが嘘であるとか、話を作っているとかいうのではなく、そういう印象がある、ということです。
 こういう志望動機は、航空会社の客室乗務員を志望する方に大変多く見受けられる例です。ホームパーティーをよく開いて、老若男女問わずに招待して喜んでもらいました、などという類の話ですね。
 憶測ですが、どこかの航空会社受験スクールか何かで、そういう指導をしているのでしょうか。経験上、そういう感じがしますし、その典型例のような志望動機だという印象です。
>:自分の考えをもっといれるべきか
 直接の回答にはなりませんが、児童労働の問題に関心を持って、自腹を切ってボランティア活動までしてきた人が、なぜ、客室乗務員になりたいのか、なぜ、そのままNGO活動に参加しないのか、非常に不自然な印象です。
>:少し量が多すぎるので減らしたいが二つの動機は入れたい
>が、どこを削れば良いか
 二つの動機と仰るのが、どのことを指しているのか、不明です。
 ひとつは、イギリス人男性の言葉でしょうね。もうひとつがわかりません。
 無理に相手を感動させようと考えずに、もっと自分の気持ちを素直に書くことが大切だという気がします。

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