私が看護師になりたいと思ったのは看護士さんの温かい思いやりとあきらめない根気に感動し、私も相手の気持ちを考えることのできる人になりたいとおもったからだ。以前、医療機関で働いていた時、思春期の患者さんが入院していた。患者さんは病気のために、食事制限や趣味の制限をしなくてはならなかった。また、学校にも行くことのできない不安から、治療をする気力がなくなって自己注射までも、しなくなってしまった。気力をなくしてしまった患者さんを見て、看護師さんはカンファレンスで患者さんの心情や、様子、体調や興味のあることや内面にはどのような想いがあるのか日々話し合っていた。そしてアプローチの方法を変えていき患者さんの立場を考えながら日々声がけをしていくと、すこしずつだが患者さんが前向きになっていった。看護師さんと一緒に運動し、治療にも積極的になり自己注射もするようになっていった。さらに患者さんには笑顔が増え、そんな姿を見た周りの人たちも温かい気持ちになっていった。
このように、何度も繰り返し試行錯誤をしながら、あきらめず色々なアプローチ方法を考え患者さんの立場になりコミニュケーションをとることに感動し看護師になりたいと思った。コミュケーションをとるうえで患者さんの立場に立ち考えることが大切だ。なぜなら、自分の視点からだとおしつけになってしまうが、相手の視点により近くに立つことにより想いが伝わり信頼関係ができるからである。私も何事にもあきらめない気持ちをもち真のコミュケーションをとることのできる看護師になりたい。
