◎質問者(文章執筆者)の性別/ 男
◎質問者(文章執筆者)の年齢・学年/ 19歳(一浪)
◎文章の用途(「入試用の志望動機」など)/緊急医師特別確保枠のAO入試
における「本学志望理由」
◎文章の提出先(受験する大学、会社など)/奈良県立医科大
◎チェックしてほしい文章/ 下記の文章 指定は800字以内
◎チェックしてほしい事柄・ほしいアドバイス/
①私は現在埼玉県に住んでいます。「なぜ、わざわざ奈良県立医科大を受けるのか」というポイントが明確であるか/筋が通っているか、またその理由が熱意を感じるもであるかを教えて頂きたいです。
②表現に稚拙な部分があれば、指摘頂きたいです
よろしくお願いいたします。
私が貴校を志望する理由は、まず第一に、私は僻地医療に従事したいと考えていることである。高校一年生の総合社会科の授業で、僻地医療についてのレポートを作成した。都の福祉保健局や実際に僻地医療に携わっている医師に取材したことで、僻地医療の現状や問題点を考察することが出来ただけでなく、「僻地では患者さんが自分以外の医師に診療してもらうことはできないから、自分の診療に対する結果や成果が顕著に反映されるという点で良い意味でも悪い意味でも僻地で医療するのは楽しいし、やりがいがある」という医師の言葉に感銘し、僻地で働いてその地域の医療を自分で支えたいという強い使命感を持つようになった。次に奈良県では全面積の半分近くを占める南部が山に覆われていること、また他県とは違って町同士が隣接することが少ないために診療所が少ないことがとりわけ僻地に従事する医師が少ない要因であると、十津川村で僻地医療に従事する医師から聞いた。大阪府高槻市に住んでいる祖母が高齢なためゆくゆくは大阪に移り大阪で医療に携わりたいと考えていたが、奈良のこのような現状を目の当たりにして、医師数が充足している大阪よりも医師数が不足していて、特に僻地に従事する医師が必要な奈良で働きたいと思い、貴校を志望するに至った。
第二に貴校が高度な最先端の研究に力を入れていることである。それは11月19日のNHKニュース7でiPS細胞を用いたハイブリッド人工神経が取り上げられていたことや、世界で初めてiPS細胞から臓器を作り出したという事実から充分に拝察されることである。私は、先進的な高度な医療技術を習得したいと考えている。そのような技術を身につけてこそ、総合医として僻地に出向いたときに患者さんに自信を持って医療が提供できるのであり、そのような技術を習得するためには、貴校のような質の高い研究が必要不可欠と考えるからである。
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