看護学校自己推薦書 質問者/りく

◎質問者(文章執筆者)の性別/女
◎質問者(文章執筆者)の年齢・学年/30歳
◎文章の用途(「入試用の志望動機」など)/社会人入試の自薦状
◎文章の提出先(受験する大学、会社など)/看護専門学校
◎チェックしてほしい事柄・ほしいアドバイス/文章をもっと簡潔にし、熱意がより伝わるものにしたいので表現方法や削り方のアドバイスをお願いします。
◎質問したい事柄/自薦状として成り立っているでしょうか。

 私は看護師となることを強く心に決めた。きっかけは、5年前に母が肺がんを患ったことである。命に限りがあるということを心底実感した。母を通して見る医療人の中で最も心を惹かれたのが「笑顔」で「声掛け」する看護師の姿である。視線を合わせ言葉を交わし、心を通わせようとする懸命な姿勢に心を打たれた。
 医療に関する資格も知識も一切ないが、医療に携わる仕事がしたいと病院内にある中央材料部で働いた。そこでは外来や病棟、手術室で使用される器材を洗浄・組み立て・滅菌・検品・払い出し等を担っている。ここに来る看護師は皆、一様に真剣なのだ。中央材料部の職員は患者と触れ合うことはないが、業務の先にはそれぞれの患者が清潔で安全な器材を必要としている。在職中、滅菌室を殆ど担当していたが、検品ミスやクレームが一度もなかったことが誇りである。集中力や注意力、慎重さが発揮できたことで自身の認識にもつながった。
 母の入院中は、毎日欠かさず面会に行った。休日には家事全般を済ませ、面会時間をフルに使い、共に過ごした。そんな日々の中、周囲の人は気遣ってくれたが私にはちっとも苦ではなかった。一番辛いのは母だからだ。私にできることは、少しの差し入れと話し相手になることだった。現在、私達は苦難を乗り越え共に日常を生きている。
 私は苦労や困難を乗り越えられる力を持っている。根性や忍耐力、思いやりもより養われただろう。医療に携わる者として活かせる適性はいくつか持ち合わせているといえよう。 以上のことから看護師になるという決意を実現するため、年齢制限がなく男女共学という点や一人ひとりの学生に対して個別指導も行き届いているという貴校の恵まれた環境の中で人との触れ合い・命との関わり合いを学び、未来の自分を存分に育てたいと思い、貴校への入学を強く希望し、自己を推薦いたします。