看護学校社会人入試自己推薦書 質問者/友

30歳の主婦です。ヘルパーをしています。
看護学校の社会人入試の願書に使用します。
*熱意は伝わるか
*無駄な部分、おかしなところはあるか
*全体の印象
をお聞かせください。よろしくお願いします。

■自己推薦書(社会経験、志望動機含め1200字)

私は、看護を必要とする人とその家族の心に寄り添い、適切な医療を提供できる看護師になりたいという夢を持っている。その実現のために必要な専門的知識及び技術、そして人と接する上で重要な豊かな人間性を貴校で学びたい。ゆえに私は○○看護学校を志望した。
私は平成15年よりホームヘルパーの仕事をしてきた。人と接するこの仕事はやりがいがあり、人の役に立つことの喜びを知ることが出来た。そしてヘルパーの仕事を通じ、人の話をよく聴くこと(傾聴)、そのままを受け入れること(受容)、気持ちに寄り添うこと(共感)を学んだ。
現在、高齢化社会の中でケアを必要としている人々は増加の一途をたどっている。また、難病患者の療養の場においてもマンパワー不足が問題になっている。そして何よりケアの質の向上のために、「健康を見る看護」と「生活を見る介護」は協働してよりよいケアを提供していかなければならない。しかし違う職種で提供する技術や背景となる知識は異なり、介護のみしか出来ない自分に物足りなさを感じていた。
今年の初め、仕事で利用者宅を訪問していたとき、利用者の状態が急変した。その人はALS の末期で在宅人工呼吸器を使用していた。少し前から訴えていた腹痛は次第に痛みを増して苦しみだし、酸素低下のアラームが鳴り響いた。家族は不安で私のほうを見、どうしたらいいか尋ねてきた。しかし私は呼吸器を操作することは医療行為で禁止されている上、腹痛の原因を知る知識も技術もない。私は動揺しながら担当の看護師に連絡し、利用者には声かけするのが精一杯だった。駆けつけた看護師は即座に状況を判断し、皆に状態を説明しててきぱきと対応した。すると利用者はだんだん落ち着き、家族は安堵の顔を見せた。私はその様子に、人を助けることの出来る看護師とはなんて素晴らしいのだろうと感動した。同時に、何も行動できなかった自分の無力さを痛感した。そのとき以来、あの看護師のように、私も私の手で苦しむ人を助け安心させてあげたいと思うようになった。
そして、この思いを実現するべく、数ある看護学校の中、貴校を志望するに至った。「看護の基本」を確実に教授し、「看護の力」で社会貢献できる人材育成を目指した教育を行なっている、と校長挨拶にあったからである。そこに私は、基礎のしっかりした実践的な看護師という目標を実現できる学校だと確信した。なぜなら、私はどんな緊急時にも冷静に対応するためには基本がもっとも大事だと考えるからだ。また、貴校の例年非常に高い国家試験合格率は、教師・生徒共の看護に対する熱意の強さの表れであると感じた。私は年齢的にも、学ぶ3年という期間を中身の濃いものにしていきたいと考えている。高い意識の中で基礎学力や技術を積極的に学び、実践で主体的に看護を追及できる能力を養っていけるよう勉学に励みたい。
以上の理由から○○看護学校に自らを推薦する。